平屋を安く建てるために抑えるべき6つのポイント

近年、生活のすべてがワンフロアで完結する平屋が、シニア世代だけでなく子育て世代や夫婦2人の世帯にも人気です。

しかし、同じ床面積で建てる場合、どうしても2階建てよりも平屋の方が割高になってしまうのが現実です。

「それでも、どうしても平屋住宅を建てたい!」という方のために、平屋を安く建てるためのポイントをご紹介します。

家づくりの検討段階から役立つ情報ですので、ぜひ参考にしてみてください。

平屋を安く建てるためのポイント

平屋を安く建てるためのポイントをみていきましょう。

建物をシンプルな形状にする

まず、平屋を安く建てる場合、できるだけシンプルな形状にすることが大切です。

住宅は、角や凹凸が多いほど柱や壁の量が増えるため、多くの材料を必要とし、また施工の手間がかかるため、建築費用が高くなります。

建築会社によって異なりますが、角が1か所増えるごとに10~20万円高くなるともいわれています。

屋根の形をシンプルにする

住宅を覆う屋根についても、できるだけシンプルな形状にすることが、安く建てることにつながります。

屋根の形も、複雑になればなるほど多くの材料と手間が必要になるため、建築費用が高くなるからです。

屋根の形には、切妻屋根、片流れ屋根、寄棟屋根、方形屋根などさまざまな形状がありますが、最もシンプルなのは、中心から左右対称に勾配のついた切妻屋根か、片一方に勾配のある片流れ屋根です。

切妻屋根はオーソドックスで安定感があります。

片流れ屋根はモダンなデザインで、見た目の印象がすっきりとしているので人気です。

間仕切りを少なくする

設計の工夫では、間仕切りを減らすことも有効です。

壁を減らすためにダイニング・キッチンとリビングをまとめるLDKは定番ですが、そのほかにも間仕切りや建具を少なくする方法があります。

例えば、寝室のウォークインクローゼットをオープンタイプにする、玄関とリビングを扉で仕切らずひとつながりにする、洗面所内にトイレを設けるホテルスタイルを取り入れるなど。

また、部屋と部屋の間を、壁ではなくパーテーションや間仕切り家具で仕切るアイデアもあります。

部材を統一する

扉や壁紙などの部材を統一すると、室内に一体感が生まれるだけでなく、コストダウンにつながります。

なぜなら、部材の種類が多いと、それぞれ必要な量に予備の分を含めて発注する必要があるため、不要な費用がかかってしまうからです。

部材を統一することで端材などのロスが少なくなり、搬入・搬出の手間と費用も抑えることができます。

設備のグレードを見直す

キッチンや浴室、洗面台といった水回り設備は、必要以上にハイグレードなものにしない方がよいです。

特にキッチンは、上を見ればきりがなく、建築費用に大きく影響します。

使う頻度や生活スタイルを考えれば、ワンランク低いグレードのものでも十分かもしれません。

「ワークトップは本当にこの広さが必要か」「本当に食器洗浄機は必要か」とひとつひとつ考えてみてください。

もちろん、「この広さが必要!」と判断した場合には、長く使うものですから無理にグレードを下げる必要はありません。

造作家具を減らす

造作家具は注文住宅の魅力のひとつですが、既存の据え置き家具でよいものは、後から気に入ったものを購入することも検討しましょう。

職人さんの作業費=人件費も建築費用のうち大きなウェイトを占めています。

特に、カウンターや吊戸棚などを、オーダーメイドで作り付けてもらう造作家具は、寸法から素材、形状、仕上げのすべてがオリジナルであるため、作業する側も神経を使います。

参考:家を安く建てる方法とコストダウンの7つの基本 | 注文住宅、家づくりのことならONE PROJECT

平屋が高い理由は「基礎面積」と「屋根面積」、「部材のコスト」

そもそも、なぜ平屋の方が建築費用が割高になるのでしょうか。

それには大きく分けて3つの理由があります。

基礎面積が広い

同じ床面積で建てる場合、総2階と平屋では、単純に考えて平屋の方が2倍広い敷地を必要とします。

つまり、住宅を支える基礎部分も、2倍の広さで施工するということです。

この基礎面積の差が、建築費用の差につながります。

基礎にはベタ基礎や布基礎などいくつかの種類がありますが、いずれも大量のコンクリートや鉄筋を必要とするため、コストに大きく影響するのです。

屋根面積が広い

基礎面積同様、広い面積に建てる平屋は屋根の面積も総2階の2倍になります。

その分多くの屋根材と手間がかかりますので、施工費用がアップします。

さらに屋根材と住居スペースの間に施工する断熱材も多く必要となるので、建築費用が高くつくことになります。

平屋用の資材が割高

日本では一般住宅のほとんどが総2階建てです。

そのためハウスメーカーでは、基本的に2階建てを想定して部材を仕入れています。

規模が大きなハウスメーカーほど、部材を大量発注することで仕入価格を抑えているため、床面積あたりの建築費用を安くすることができます。

しかし、平屋用の資材を大量に仕入れているハウスメーカーは少ないため、仕入価格を圧縮することができず、結果的に建築費用が割高になるといえます。

参考:新築するなら平屋がおすすめ?費用相場を2階建てと比較! | フリーダムな暮らし

まとめ

平屋を安く建てるためのポイントは、「できるだけシンプルに作ること」。

とはいえ、世界でひとつだけの注文住宅ですから、こだわるところはこだわりましょう。

コストダウンのポイントを知って、予算内で納得の家づくりができるといいですね。

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